Light as a Feather (ライト・アズ・ア・フェザー)

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”その名の通り、羽のように軽やかな名盤”


ジャズの代表的名曲である「Spain」が収録された名盤。
フローラ・プリムの高音で程良い薄さと優しさのある女性ボーカルと、アイアート・モレイラの軽やかで小気味良いリズムのパーカッション、ジョー・ファレルの心地良いフルートのメロディにより、 優しい朝日の中で軽やかに舞う鳥の羽のようなイメージ が感じられます。
バンドの中心は当然チック・コリアとスタンリー・クラークですが、上記の3人、特にプリムとモレイラのブラジル勢が大きく貢献しています。

どの曲も非常に心地良いのですが、やはり一押しは⑥「Spain」でしょう。
このアルバム全体で創出される優しさと軽やかさに、小気味よいアフロ・キューバンリズムによるラテン系の熱さを加えた名曲 です。
特に、曲の要所要所で繰り返される手拍子(のような音)を活用したフレーズは癖になります。裏でリズムに合わせて叫んでいるのはモレイラでしょうか?
ジョー・ファレルやチック・コリアのソロプレイも冴えてます。
特に、チック・コリアのパートはバックのアイアート・モレイラのテンションもかなり上がっているようで、二人の熾烈な演奏が楽しめます。

ちなみに、イントロにはスペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴのアランフェス協奏曲の第2楽章が使用されています。
まぁ、ジャズが好きだろうが嫌いだろうが、 一度は聴いておくべき名盤 ですよ。





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