Caravanserai (キャラバンサライ)

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サンタナの傑作として呼び声高い本作。 高い評判を上回るほどの名盤です。
ロックにラテンの要素を持ち込むことで新鮮な楽曲をつくることに成功したサンタナが更にジャズの要素を持ち込むことでクールさ、洗練さを押し上げました。

世の中に名曲は割と沢山ありますが、 アルバムの最初から最後まで一貫して感動していられるアルバムは滅多にないです。
キャラバンサライは、その貴重な一枚。いつも、最初から最後まで一気に聴いてしまいます。特にパーカッションは秀逸。

ジャケットは砂漠を行く隊商と大きな丸い月。「キャラバンサライ」という名前も、ペルシア語で「隊商宿」の意味だそうで、本作品も一貫して、砂漠の一夜を感じるような音楽となっています。
ジャーニーのギタリストとして有名なニール・ショーンや、アルディメオラ等との共演で有名なコンガ奏者のミンゴ・ルイスも参加しています。

正直、すべての曲に聴き応えがありますが、その中でも特に素晴らしいラスト2曲について書いておきましょうかね。

⑨LA FUENTE DEL RITMO (リズムの架け橋)
いかにもラテンといった感じの小気味良いピアノとパーカッションの元、曲が進行。ここのピアノは多分、情熱大陸のイントロとほぼ一緒。葉加瀬太郎も若干なりともサンタナから影響を受けているのかな?
この曲はサンタナのギターも勿論良いのですが、ピアノとパーカッション(コンガ、ボンゴ、ティンバレス、ドラム)による演奏が非常に聴き応えがあります。熱い!!

⑩EVERY STEP OF THE WAY
本作の最後を飾るに相応しい素晴らしい曲。
パーカッションのリズムと時折入る不思議なメロディのギターで序盤は進行。
このまま終わると思いきや、3分前くらいに一気に激しいリズムとなります。ここの曲調変化は素晴らしいですねー。つい、「ハッ!!!」てなる笑
中盤の激しいフルートも最高。息継ぎがかなり激しく聴こえますが、それがまたこの曲の激しさ、熱さを増しています。

最もお気に入りのアルバムのひとつです。必聴!





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