Friday Night In San Francisco

friday_night_in_san_francisco.jpg(15611 byte)
Return To Foreverアル・ディ・メオラマハヴィシュヌ・オーケストラのジョン・マクラフリン、そしてフラメンコ界の巨星パコ・デ・ルシア。この豪華すぎる3人による1981年にサンフランシスコで行われたライブ。

使う楽器は3人ともアコースティックギターのみの、まさにギターの天下一武道会。
豪雨・雷雨のような怒涛の速弾きの応酬。まさにギター求道者同士の本気のぶつかり合い。これは本当に凄い迫力です。

特にアル・ディ・メオラとパコ・デ・ルシアによる①「Mediterrean Sundance」の息もつかせぬ怒涛の迫力の前に唖然。
アル・ディ・メオラのソロアルバム「Elegant Gypsy」に収録されている曲で、それでも十分すごいのですが、このライブ版はそれを2段も3段も上回ります。
両者一歩も譲らない物凄い速弾きですが、その速弾きが何の人間味も感じない機械的なものではなく、1音1音に情念というか魂が込められている感じがします。そういう意味ではこのプレーに匹敵する速弾きって聴いたことないです。

とんでもなくうまいことは間違い無いですが、この演奏にはそんな技術的な話を超越した、魂のぶつかり合いによる魅力のようなものがある気がしています。
ジャンルを超えた名演中の名演であることは疑いないです。必ず聴きましょう。燃えるぞ。




<<戻る