1978 Gli Dei Se Ne Vanno, Gli Arrabbiati Restano! (les dieux s'en vont, les enrage's restent!) (1978)

イタリアの誇る稀代のボーカリスト、デメトリオ・ストラトスが参加した最後のアルバム。翌年、白血病により34歳という若さでこの世を去ってしまいます。

アレアの5作目になる本作ですが、このバンドは成熟などしません。実験と進化の繰り返し。
このアルバムでは特に、④「Guardati Dal Mese Vicino All'Aprile!」が最も彼ららしい謎の感動が沸き起こる名演。救急車のサイレンがイントロに入り、ストラトスの謎めいたボーカルと超絶技巧の演奏が冴え渡る。後半のインストはカオスとしか言いようがないです。

⑦「Acrostico In Memoria Di Laio」の1人3役(?)の語り口調なボーカルと安定したベースとドラム、①「Il Bandito Del Deserto」のようなアレアらしさを出しながらも聴きやすく且つ格好良くまとめた曲なんかも好きです。
⑨「Vodka Cola」のラストのボーカルは驚異的な独自性。頬を叩いて音を出しているんでしょうか？？こんなの彼以外聴いたことないです。

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