音楽が好きな方なら一度は、音楽を聴いて打ちのめされるような強い衝撃を受けた経験があるでしょう。
ここでは、僕個人にそういった体験を与えた衝撃的名曲集を紹介します。
どれもジャンル無視の名演だと思いますので、是非聴いてみてください!
衝撃を受けた名曲集
Out Of The Night
From:
TAI PHONG (恐るべき静寂)
By: Tai Phong(タイ・フォン)
Genre: プログレッシブロック
タイ・フォンって個人的には何を聴いてもツボにはまりやすいのですが、特に痺れたのは1stアルバムのラストを飾る「Out Of The Night」。
この叙情性が溢れかえるメロディと、裏でシクシク泣くように鳴り続けるシンセがまた素晴らしいんですよ。
後半のむせび泣くようなギターは感涙モノ。言葉になりませんねんこれは。
始まりと終わりに差し込まれる雷雨のエフェクトもこの曲の情景にぴったりで素晴らしい。
これがラストの曲なので、聴き終わると静寂が訪れるのですが、これがまた良いんですよ!聴き終わったあとの静寂まで織り込んでの名曲です。ぜひとも。
Return of Kung-Fu World Champion(日本盤限定ボーナストラック)
From:
Beyond Standard (ビヨンド・スタンダード)
By: 上原ひろみ
Genre: ジャズ
縦横無尽に行き交う上原ひろみのシンセサイザーの迫力はまさに天下一品。これにデイヴィッド・フュージンスキーのホールズワースばりのウネウネしたギターが絡みつくんだから手が付けられません。本当、これは中毒になりました。
ジャンルはジャズとしてありますが、まぁプログレといって間違い無いですね。日本盤にしか収録されていないのでご注意を。
Hocus Pocus
From:
Moving Waves(ムービング・ウェイブス)
By: Focus
Genre: プログレッシブロック
HocusPocusのやばさはプログレ好きならご存知かと思いますが、ライブ版のこれは更に凄い。ヤン・アッカーマンの圧倒的に格好良いギター、タイスの圧倒的に気色悪いヨーデルの交錯。初見で完全に飲み込まれました。タイスはヨーデル、フルートに加え、歯笛まで披露しちゃってます。多芸ですな。「衝撃を受けた名曲」という名にふさわしい作品です。
Comfortably Numb(Live)
From:
P.U.L.S.E (パルス)
By: Pink Floyd
Genre: プログレッシブロック
PULSEライブでのComfortably Numb。後半のソロパートで掻き鳴される泣きのギターがたまらない。史上最高のギターソロ。もうね、ギターがうめき声をあげているんですよ。老いたギルモアと黒のストラトがまたよく合う。
口を開けて見入ってしまった作品です。是非、映像で。
The Show Must Go On
From:
Innuendo (イニュエンドウ)
By: Queen
Genre: ハードロック
Queenが、フレディ・マーキュリーの生前に作成した最後のアルバムの最後の曲。
フレディが残した最後の曲というだけで、とりわけ僕のようなQueenファンには特別な意味を持つ曲です。
フレディの、最後の力を振り絞るような精一杯のボーカルと、何か前向きな感じの雰囲気がまた涙を誘います。この曲における、己の生命を賭けたフレディのボーカルは、ロック史上最高だと断言します。泣けます。
Dabsong Conshirtoe
From:
Cunning Stunts
By: Caravan
Genre: プログレッシブロック
Caravanの最高傑作といえば、私は迷いなくこれを押します。序盤はキャラバンらしい、明るい曲調とパイ・ヘイスティングスによる穏やかなボーカルが心地よい。
後半は一気に曲調が変わり、アヴァンギャルドな展開。ポップさとアヴァンギャルドさが詰まった、Caravanというバンドの縮図のような作品。これを初めて聴いて衝撃を受け、それからCaravanにハマりました。個人的に、プログレの中では最も好きな曲の一つかなぁ。
Hotel California
From:
Hotel California (ホテル・カリフォルニア)
By: The Eagles
Genre: ロック
イーグルスの代名詞のような曲。ロックの凋落を、ドン・ヘンリーの哀愁漂う歌声と巧妙な歌詞で表現されたらたまらないですよ。
歌パートだけでも感激なんですが、極めつけは、ドン・フェルダーとジョーン・ウォルシュによるラストのギターインストパート。なんと表現したらよいかわからない寂しさと激しさ。ジャケットの風景にもよく合うんだ、これが。狂ったようにエンドレスリピートした曲です。
Child In Time
From:
Deep Purple in Rock
By: Deep Purple
Genre: ハードロック
ハードロックの名曲中の名曲。前半のリッチー・ブラックモアとジョン・ロードのユニゾンに震えない人はいないでしょう。
初めて、音楽で度肝を抜かれた作品ということで、結構思い入れがあります。
Lost Angels(Live)
From:
LIVE
By: Colosseum
Genre: プログレッシブロック
Lost Angelsのライブ盤。スタジオ盤との最大の違いは、ボーカルにクリス・ファーロウが入っていること。
バックの演奏も素晴らしいですが、彼のエネルギッシュなボーカルも最高です。
後半のインストの疾走感、躍動感たるや凄まじい。これほどのものはそうそうないですね。特に、13分くらいで一旦テンポダウンして、「これで終わりかな?」と思わせてからのテンポアップのところが悶絶物。デイブ・クレム・クレムソンのギターが最高。これは今でもエンドレスリピートの一角です。
Sing Sing Sing
From:
Live in 2001
By: 大江戸ウィンドオーケストラ
Genre: スウィング・ジャズ
日本のビッグバンドオールスターである大江戸ウィンドオーケストラによるSing Sing Sing。中盤からの各楽器によるソロパートが凄まじい。オーボエのソロなんかも良いですね。
感動したのは最後の(確か)村上ポンタ秀一によるドラムソロ。これはロック好きにも聴いてほしいなぁ。
Flight Over Rio
From:
Elegant Gypsy (エレガント・ジプシー)
By: Al Di Meola(アル・ディ・メオラ)
Genre: ジャズロック
イントロから最後まで、スティーブ・ガッドのドラムがほんっとうにキレッキレ。もちろんアル・ディ・メオラやヤン・ハマーも良いのですが、この曲は終始ガッドが支配しております。ヘヴィロテの一角。