Il Voloの2作目。
最初から最後まで、息つく暇も与えない緊張感溢れる演奏が魅力です。
基本的にはジャズ・ロックだと思うのですが、小刻みに切り裂くように打ち鳴らされる音量大きめのハイハット、時にジャジー、時にメロディアスなキーボードが、純粋なジャズロックには収まらない、独特の音色を醸し出しています。
ジャズロックといっても、マハヴィシュヌ・オーケストラのような凄まじいインタープレイの応酬が主体ではなく、楽器全体からなるメロディの美しさに主眼が置かれているような印象を受けました。
緊張感溢れるジャズロックに、他のイタリア勢を思わせる秀逸なメロディが織り込まれているという感じでしょうか。
全曲にわたって信じられないくらい安定した緊張感、緊迫感を保っていますが、特に好きなのが⑥「Canti E Suoni」。
中盤からの、ヘヴィでストレートなリズムセクションと、その上で徐々に盛り上がるキーボードとエレキギターのせめぎ合いが非常に格好良いです。
オリジナリティの高い名盤ひしめくイタリアの中でも、孤高の存在感を持つ一品。必聴。
最初から最後まで、息つく暇も与えない緊張感溢れる演奏が魅力です。
基本的にはジャズ・ロックだと思うのですが、小刻みに切り裂くように打ち鳴らされる音量大きめのハイハット、時にジャジー、時にメロディアスなキーボードが、純粋なジャズロックには収まらない、独特の音色を醸し出しています。
ジャズロックといっても、マハヴィシュヌ・オーケストラのような凄まじいインタープレイの応酬が主体ではなく、楽器全体からなるメロディの美しさに主眼が置かれているような印象を受けました。
緊張感溢れるジャズロックに、他のイタリア勢を思わせる秀逸なメロディが織り込まれているという感じでしょうか。
全曲にわたって信じられないくらい安定した緊張感、緊迫感を保っていますが、特に好きなのが⑥「Canti E Suoni」。
中盤からの、ヘヴィでストレートなリズムセクションと、その上で徐々に盛り上がるキーボードとエレキギターのせめぎ合いが非常に格好良いです。
オリジナリティの高い名盤ひしめくイタリアの中でも、孤高の存在感を持つ一品。必聴。