ブラジルきってのプログレ・バンド、サグラドの3作目。1991年リリースと、比較的新しいです。
前作に引き続きシンセの美しいメロディのほか、ヴァイオリンの旋律も強くなり、より荘厳でスリリングな作品に仕上がっています。
このバンドはプログレで分類するならばシンフォ系なんでしょうけど、イタリアのMaxophoneやLocanda Delle Fateのようなシンフォではなく、もっと環境音楽的な色彩が強いです。
このバンドの音を喩えるならば、冬の澄んだ夜空を浮遊している感じでしょうか。冬というにはもっと情熱的なので夏のほうがいいかもしれませんが、そんなジメジメした雰囲気でもありません。イタリアはじめ欧州諸国には無い音です。
欧州系のプログレからは、泣きとか怒りといった人間の感情の爆発を感じることはできますが、本作のような宇宙や自然といった人間を取り巻く環境からくる感動といった感覚は味わえないでしょう。
この作品は捨て曲なしですが、あえて聴きどころをあげるならば(6)「Farol Da Liberdade」です。
シンセ、ギター、コーラス、そしてバイオリンがスリリングに絡み合い、大自然を思わせるようなスケールの大きい演奏を繰り広げてくれます。
特にバイオリンの旋律が美しく、「荘厳」という言葉がぴったり。
これに続く(7)「Raio E Trovao」も(6)に引き続きバイオリンとシンセが美しい素晴らしい曲です。
また、(3)「Pantanal」なんかはブラジルの世界遺産を命名してるだけあって、もろに環境音楽です。癒されますよこれは。パンタナールでこれ聴いてみたいですね。
「マイナーどころのプログレ」として片付けられるにはあまりにも惜しい作品。是非とも一度聴いてみてください。
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前作に引き続きシンセの美しいメロディのほか、ヴァイオリンの旋律も強くなり、より荘厳でスリリングな作品に仕上がっています。
このバンドはプログレで分類するならばシンフォ系なんでしょうけど、イタリアのMaxophoneやLocanda Delle Fateのようなシンフォではなく、もっと環境音楽的な色彩が強いです。
このバンドの音を喩えるならば、冬の澄んだ夜空を浮遊している感じでしょうか。冬というにはもっと情熱的なので夏のほうがいいかもしれませんが、そんなジメジメした雰囲気でもありません。イタリアはじめ欧州諸国には無い音です。
欧州系のプログレからは、泣きとか怒りといった人間の感情の爆発を感じることはできますが、本作のような宇宙や自然といった人間を取り巻く環境からくる感動といった感覚は味わえないでしょう。
この作品は捨て曲なしですが、あえて聴きどころをあげるならば(6)「Farol Da Liberdade」です。
シンセ、ギター、コーラス、そしてバイオリンがスリリングに絡み合い、大自然を思わせるようなスケールの大きい演奏を繰り広げてくれます。
特にバイオリンの旋律が美しく、「荘厳」という言葉がぴったり。
これに続く(7)「Raio E Trovao」も(6)に引き続きバイオリンとシンセが美しい素晴らしい曲です。
また、(3)「Pantanal」なんかはブラジルの世界遺産を命名してるだけあって、もろに環境音楽です。癒されますよこれは。パンタナールでこれ聴いてみたいですね。
「マイナーどころのプログレ」として片付けられるにはあまりにも惜しい作品。是非とも一度聴いてみてください。