Asylum

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本作は1971年に発表されたCressidaの2作目。
この作品の魅力はオルガン
基本的にはジョン・ロード的なクラシカルなフレーズをハードに弾きまくるといった感じなんですが、時折ブライアン・オーガーっぽいジャズ系のプレーもあったりして引き出しの多さを伺わせます。
(1)「Asylum」、(2)「Munich」ではロック好きが喜びそうなハードなプレー、(5)「Reprieved」ではジャジーなプレイをそれぞれ披露しています。

しかしこのバンド、オルガンだけではないです。Angus Cullenのウェットで感情のこもったなボーカルがこれまた非常に英国っぽくて良い
このバンドから漂う、むせ返るような英国臭はオルガンよりもボーカルが犯人でしょう。
聴きどころは(2)「Munich」でしょうか。クライマックスでのスリリングにたたみかけるオルガンとボーカルが素晴らしいですよ。

似ているバンドがあまり思いつきませんが、英国っぽいウェットさとドラマチックなメロディという点ではBJHとかが近いのかもしれません。
いずれにせよ、オルガン好き、英国ロック好きは必聴のアルバムです。
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