Selling England By The Pound (月影の騎士)

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ピーター・ガブリエルとフィル・コリンズが揃っていた時代の作品で、ジェネシスの作品の中でも最も人気なのではないでしょうか。
このジャケットといい曲調といい、英国臭がプンプンします。多分ジェネシス好きな人はこの臭いの中毒になっているんでしょうね。

しかしこの英国臭、なかなか侮れない。アルバムは一貫して ファンタジックでありシンフォニックでありドラマチック。
③「FIRTH OF FIFTH」中盤のトニー・バンクスの華麗なキーボードとゆったりとして優美なスティーブ・ハケットのギター。。
なんと美しい。。
シンフォニック・ギターとでも形容したらいいのでしょうか。間違いなく酔いますよ。ジャケットの情景が連想されます。
⑦「THE CINEMA SHOW」も華麗さの上に、後半の疾走感ある7拍子が魅力的。これは「Secondsout」での、フィル・コリンズvsビル・ブラッフォードのドラムバトルも有名ですよね。

聞いた噂では、本作をコリンズは気に入ってるがピーガブはあんまり気に入ってないらしいです。次作、ピーガブワールド全開の「幻惑のブロードウェイ」はピーガブによる鬱憤晴らしなのでしょうか。。

「名盤」と呼ぶに相応しい作品です。
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