本作はキング・クリムゾンの4作目。ボーカル兼ベースにボズ・バレル、ドラムにイアン・ウォーレスが参加。
キース・ティペット・グループの参加もあり、前作に引き続きジャズロックっぽい感じが受け取れます。
もう一つ、大きな特徴をあげるとすれば、「明るさ」でしょうか。ボズ・バレルの語りかけるような優しいボーカル、キース・ティペット・グループの面々によるダークさのない、美しいアンサンブル。ちょっとキング・クリムゾンのアルバムの中でも異色な作品です。
特に⑤「Prelude: Song Of The Gulls」はロビン・ミラーのオーボエと弦楽器による旋律が非常に優しくて暖かい。とてもキング・クリムゾンとは思えません。
このアルバムの山場は②「Sailor's Tale」でしょうか。初っ端からイアン・ウォーレスの小気味よいシンバルの音とボズ・バレルのベース音が非常に心地よい。
リズムパターンが変わる中盤から、少し浮いたようなフリップのギターがだんだんテンションを上げてシャカシャカと絡みついていきます。
後半はイアン・ウォーレスのテンションも上がり、さらにそこにお得意のメロトロンを絡めます。各々がヒートアップするジャズ・ロック的展開。
最後はフリップのシャカシャカしたギターのみを残し、終了。
名盤、といった重さのある作品ではないですが、個人的にはクリムゾンの中でも好きな作品です。
ジャズ・ロック好きにもオススメ。
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キース・ティペット・グループの参加もあり、前作に引き続きジャズロックっぽい感じが受け取れます。
もう一つ、大きな特徴をあげるとすれば、「明るさ」でしょうか。ボズ・バレルの語りかけるような優しいボーカル、キース・ティペット・グループの面々によるダークさのない、美しいアンサンブル。ちょっとキング・クリムゾンのアルバムの中でも異色な作品です。
特に⑤「Prelude: Song Of The Gulls」はロビン・ミラーのオーボエと弦楽器による旋律が非常に優しくて暖かい。とてもキング・クリムゾンとは思えません。
このアルバムの山場は②「Sailor's Tale」でしょうか。初っ端からイアン・ウォーレスの小気味よいシンバルの音とボズ・バレルのベース音が非常に心地よい。
リズムパターンが変わる中盤から、少し浮いたようなフリップのギターがだんだんテンションを上げてシャカシャカと絡みついていきます。
後半はイアン・ウォーレスのテンションも上がり、さらにそこにお得意のメロトロンを絡めます。各々がヒートアップするジャズ・ロック的展開。
最後はフリップのシャカシャカしたギターのみを残し、終了。
名盤、といった重さのある作品ではないですが、個人的にはクリムゾンの中でも好きな作品です。
ジャズ・ロック好きにもオススメ。