McDonald and Giles (マクドナルド・アンド・ジャイルズ)

マクドナルド・アンド・ジャイルズの唯一作がこれ。
クリムゾンの1st( In The Court Of The Crimson King (クリムゾン・キングの宮殿) )の音を期待すると裏切られますよ。あのような狂気めいたハードさや荘厳さは全く感じられません。
勿論、この作品に魅力がないと言うわけでは決してなく、イアン・マクドナルドのサックスやフルートを中心とした牧歌的なハーモニーと、マイケル・ジャイルズのキレのあるジャジーなドラム、それに見事に合うピーター・ジャイルズ(マイケルの兄弟)のベースが聴き応えアリです。音的には キャラバン に近い気がしますね。

①「SUITE IN C」の中盤で披露される、 ドラムとベースのキレと重さを兼ね備えたリズムと、その上で華麗に舞うマクドナルドのフルート が良いです。

ジャイルズのスネアは本当にシャープで良い音するんだよなぁ。マクドナルドはサックスやフルートの他に、ピアノ、クラリネット、ボーカルなども担当してます。何でも出来ちゃうんですね。



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