Lord Cromwell Plays Suite For Seven Vices

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1975年発表のオパス・アヴァントラの2作目。
演奏陣は前作に続いてフルート・ヴァイオリン・チェロ・ドラムに加え、本作ではエレキギターも参加。
ただ、前作で美しも気持ちの悪いボーカルを披露したドネラ・デル・モナコが参加しておらず、代わりに、アメリカ人のコーラスグループが参加しています。

内容はといえば、オーケストラのような荘厳な雰囲気はそのままですが、ドネラがいないからか、前作のようなホラー映画を見ているような薄気味悪さはなくなっています。
1stの薄気味悪さと美しさの微妙なバランス感が好きな方には物足りないんじゃないかと感じるかも知れませんが、前作よりもアンサンブルの美しさや重厚感は増しているので、1stとはまた違った魅力を感じると思います。

「強欲」・「肉欲」・「妬み」など、なんともプログレらしい深淵なテーマを感じさせるタイトルも、プログレ好きな方からすれば反応してしまうのではないでしょうか(笑)

1stが気に入った方には是非とも聴いていただきたいです。
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