Modern Masquerades(当世仮面舞踏会)

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本作はFruuppの4作目。Fruupといえばこの作品ですね。
キング・クリムゾンの1stアルバムでサックスを担ったイアン・マクドナルドのプロデュースだそうです。

この作品の特徴は、これぞ英国といった叙情性と幻想的な雰囲気でしょうか。
なんとなくしつこいギターや日本のフォークソングっぽい歌メロがなんとも田舎臭かったりもするんですが、それがまた味があって良いんですよね。
格好良く作ろうと思ったけど田舎臭くなっちゃった、というよりは、狙って田舎臭くしている感じです。

ちょっと雰囲気が違うのは④「Mystery Might」。
前半はFruuppらしいファンタジックな雰囲気のギターとオルガン、そして物悲しいボーカルが堪能出来ますが、後半はFruuppらしからぬジャジーなオルガンプレイが展開されます。この展開は他のバンドにはない独特の良さがあります。

プログレの中でもちょっと浮いたイメージのバンド。
田舎臭さとクドさで好みが分かれそうですが、Genesisの「月影の騎士」なんかが好きな方にはオススメな作品です。
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