Flying Teapot

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本作は1973年にリリースされたゴングの4作目。これに続く「Angel's Egg」、「You」を合わせてRadio Gnome3部作と言われています。
このコンセプトは、ゴング惑星からフライングティーポットに乗ってやってきた宇宙人がテレパシーによって地球人に向けて海賊ラジオ放送を行うということらしいです。マグマ臭いですねぇ。
「ラッセルのティーポット」にも影響を受けているとデイヴィッド・アレンが自著に書いていたらしいです。

なんともスペーシーなコンセプトですが、曲は多少スペーシーな感じはするものの基本的にはかなりイカしたジャズ・ロックです。さすがです。
タイトル曲である、(2)「Flying Teapot」なんかは単調な波が寄せては返すようなベース・ラインの気持よさがかなりのもの。
デイヴィッド・アレンの囁くようなボーカルも良いです。控えめなフルートも曲にマッチしていて、宙を浮いているような気分になってきます。
こういう、聴いていると自然に体が動いちゃう音楽って素敵ですよね。心臓の鼓動や脈拍とシンクロしているような感じです。

ゴングを代表する3部作の幕開けにふさわしい好盤。ジャズ・ロック好きな方は是非。
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