Gazeuse!

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ピエール・ムーランが中心となっていた頃のGongの傑作。
名物ギタリスト、アラン・ホールズワースも参加しています。

この作品では、ドラムだけでなくビブラフォン、マリンバ、ティンパニ、コンガ等々、数多くのパーカッションが使用されており、 それらが醸しだす独特の音色が言いようのないくらいに心地よい。
特に③「Percolations Part One」はそれらの打楽器が中心として構成されており、 心ゆくまでパーカッションによる音の洪水を堪能できます。
マリンバ、ビブラフォンによる高く丸い感じの音、ティンパニやタムの低く広がる感じの音、そしてそれらをバックミュージックとして、その上で軽快に舞うピエール・ムーランのドラム。
もうね、打楽器好きにはたまらんですよ!ほんと、耳が溶けそうになります。

パーカッションだけでも凄まじい魅力があるんですが、もう一つ書いておきたいのがアラン・ホールズワースのギター。
彼が参加した作品は必ず「アラン・ホールズワースっぽい曲」になってしまうんですが、本作もその例に漏れません。ただ、不思議と違和感はないんだよね。彼のギターは他の誰よりも個性的で凄く目立つんだけど、決して浮いている感じではない。Soft Machineの「 Bundles 」しかり、UKの 1st しかり、ビル・ブラッフォードの「Feels Good to Me」しかり。
周りの音とうまく合わせながら、自分の音を最適化させている感じ。うーん、本当に不思議な人だ。

まぁ色々書きましたが、 間違いなく必聴。特にジャズロック系が好きな方は外せないですよ。





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