オザンナ解散後にUnoを結成したばかりのダニロ・ルスティッチと、ダニロの弟でありチェルベロで活動してたコラード・ルスティッチを中心として発足した当バンドの1stアルバム。
完全にジャズ・ロック指向となっており、オザンナやチェルベロの毒々しさと禍々しさを期待すると見事に裏切られます。
オザンナよりも、後期のソフトマシーンのほうがよっぽど近い。逆にそういったジャズ・ロック好きな方ならば気に入るのではないでしょうか。
随所で魅せるギターやサックスのフリーなプレーは非常に格好良いと感じるのですが、ソフトマシーンほどには洗練された感じもしない。
よく言えば、イタリアバンドらしい泥臭さは残していると感じます。
この作品が泥臭く感じるのは、ベースとドラムの存在感がものすごくでかいからでしょうか。ウネウネしたベースとバタバタしたドラムがアルバム通して鳴り止みません。
ソフトマシーンの名作「Softs」収録の「Ban Ban Caliban」並のテンションのベースとドラムが延々と続く感じ。
正直、ギターもサックスも完全にベースとドラムに押し込まれています。ま、そのくらいこの作品のリズム体は迫力あるということです。
聴きどころは最後の曲である⑥「STROLL ON」でしょうか。
ベース・ドラム・サックス・ギターがこれで最後だと言わんばかりに激しく撃ちあうインタープレイ、その乱闘に果敢に挑む男らしいしゃがれ声のボーカルが非常に素敵。これほど全員がテンション上がりっぱなしの演奏はそうそうないです。この辺の勢い激しいジャズ・ロックはコロシアムを連想させます。
オザンナという箔がついているだけに、賛否の分かれそうな作品。私は結構好きです。
完全にジャズ・ロック指向となっており、オザンナやチェルベロの毒々しさと禍々しさを期待すると見事に裏切られます。
オザンナよりも、後期のソフトマシーンのほうがよっぽど近い。逆にそういったジャズ・ロック好きな方ならば気に入るのではないでしょうか。
随所で魅せるギターやサックスのフリーなプレーは非常に格好良いと感じるのですが、ソフトマシーンほどには洗練された感じもしない。
よく言えば、イタリアバンドらしい泥臭さは残していると感じます。
この作品が泥臭く感じるのは、ベースとドラムの存在感がものすごくでかいからでしょうか。ウネウネしたベースとバタバタしたドラムがアルバム通して鳴り止みません。
ソフトマシーンの名作「Softs」収録の「Ban Ban Caliban」並のテンションのベースとドラムが延々と続く感じ。
正直、ギターもサックスも完全にベースとドラムに押し込まれています。ま、そのくらいこの作品のリズム体は迫力あるということです。
聴きどころは最後の曲である⑥「STROLL ON」でしょうか。
ベース・ドラム・サックス・ギターがこれで最後だと言わんばかりに激しく撃ちあうインタープレイ、その乱闘に果敢に挑む男らしいしゃがれ声のボーカルが非常に素敵。これほど全員がテンション上がりっぱなしの演奏はそうそうないです。この辺の勢い激しいジャズ・ロックはコロシアムを連想させます。
オザンナという箔がついているだけに、賛否の分かれそうな作品。私は結構好きです。