本作はSemiramisの唯一作。1973年発表。
内容は、アコースティック音色とエレクトリックな音色、そしてイタリアらしい気味の悪いボーカルがよく融合した良作です。
ジャケット含め全体的にかなりダークでヘヴィでおぞましい雰囲気に仕上がっており、Opus Avantraとかが好きな人は絶対に気に入るでしょう。
特に、ビブラフォンが非常に良いです。美しくて落ち着いた音色の楽器なんですが、この作品の中ではその美しさと落ち着きがより一層気味悪い。ビブラフォンに限らず、どの楽器も気味の悪い音を追求している、という感じです。
中心人物であるMichele Zarrilloはこのときまだ16歳というのが恐ろしい。
若いといっても、同じく若いメンバーにより作成されたLatte E Mieleの「Passio Secundum Mattheum (受難劇)」のような青臭さはほとんどありません。
展開のスムーズさに欠ける点はありますが、まぁ許容範囲でしょう。
聴きどころは冒頭の(1)「La bottega del rigattiere」。イントロのビブラフォンの怪しげな音色、不気味に切り込んでくるシンセとハイハット、そしてボーカル。そしてヘヴィなエレキギター。
もうこの曲の前半2分にこのアルバムのすべてが詰まっているといっても過言ではありません。こういう雰囲気の曲を延々と聴かされると覚悟してください。
これは好みが分かれそうですが、一度は聴く価値のある名盤だと思います。
内容は、アコースティック音色とエレクトリックな音色、そしてイタリアらしい気味の悪いボーカルがよく融合した良作です。
ジャケット含め全体的にかなりダークでヘヴィでおぞましい雰囲気に仕上がっており、Opus Avantraとかが好きな人は絶対に気に入るでしょう。
特に、ビブラフォンが非常に良いです。美しくて落ち着いた音色の楽器なんですが、この作品の中ではその美しさと落ち着きがより一層気味悪い。ビブラフォンに限らず、どの楽器も気味の悪い音を追求している、という感じです。
中心人物であるMichele Zarrilloはこのときまだ16歳というのが恐ろしい。
若いといっても、同じく若いメンバーにより作成されたLatte E Mieleの「Passio Secundum Mattheum (受難劇)」のような青臭さはほとんどありません。
展開のスムーズさに欠ける点はありますが、まぁ許容範囲でしょう。
聴きどころは冒頭の(1)「La bottega del rigattiere」。イントロのビブラフォンの怪しげな音色、不気味に切り込んでくるシンセとハイハット、そしてボーカル。そしてヘヴィなエレキギター。
もうこの曲の前半2分にこのアルバムのすべてが詰まっているといっても過言ではありません。こういう雰囲気の曲を延々と聴かされると覚悟してください。
これは好みが分かれそうですが、一度は聴く価値のある名盤だと思います。