Piktors Verwandlungen (ピクトルの変身)

ドイツの作家ヘルマン・ヘッセの短編である「ピクトルの変身」をテーマとした文学系の作品。
作品の中でも、何度か詩が朗読されます。ドイツ語なのでよくわかりませんが。

肝心の演奏はというと、これは素晴らしい！
キーボードやハモンドといった鍵盤と、エレキギターが織り成す、荘厳で勢いがあって尚且つ美しさもあるシンフォ系の音が特に素晴らしいです。コンビネーションも良い。

所々入ってくる詩が、これまた曲に緩急と厳かを加えております。
アルバムの最初から最後まで途切れることなく続いており、そのメロディの美しさと勢いに飲み込まれ、気づいたら全曲終わっていた、そんな魅力的な作品です。

ちなみに、これはライブ版。この完璧な構成とコンビネーションからスタジオテイクだと勘違いする人も多いはず。僕も曲の最後で観客の歓声が聴こえた所でライブ版だったということに気づきました。
シンフォ系の中でも随一の名盤です。必聴。

<<戻る