Finisterre

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本作はFinisterreの1stアルバム。
基本的にはGenesis由来のリリカルな音なんですが、ハードな面があったりジャジーな面があったりと、様々な顔を見せます。

聴きどころは15分の長曲⑤「ΣYN」。
この曲の特徴はなんといっても、目まぐるしいほどの曲展開
序盤はピアノとフルートによる叙情的で穏やかな演奏が展開されますが、そこからフルートの美しさそのままにハードなメロディに移行。
その後もどんどん曲展開を変えながら15分突っ走ります。後半のギターとフルートの掛け合いは中々のものです。

ただうまく融合されているというよりは、ちょっと詰め込み方が無理矢理な感じします。 色々詰め込まれていて一度では消化不良でした。
まぁそのカオスさも聴き様によっては面白くも感じられるかもしれないですが。

全体的にフルートとギターの音色は非常に美しいと思います。スティーブ・ハケットが好きな方にはうってつけではないでしょうか。
詰め込み過ぎとは書きましたが、これがうまくまとまったらかなり面白くなりそうだと感じさせる作品でした。
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