Voice (ヴォイス)

voice.jpg(16191 byte)
2011年発表の作品。メンバーは非常に豪華で、ベースにはミシェル・ペトルチアーニや アル・ディ・メオラ 等、大御所ミュージシャンとの共演でおなじみのアンソニー・ジャクソン、ドラムには元TOTOの天才ドラマーであるサイモン・フィリップス。まさに、 世界最高のリズム体
ベースとドラムだけでも十分楽しめるんですが(特にサイモンのドラム)、主役はピアノの上原ひろみです。

特に、①「Voice」はめちゃめちゃ格好良い。イントロの悲しげなピアノの旋律で始まったと思いきや、その後は低音がよく響く重く迫力のある演奏が堪能できます。他にも③「Now or Never」でのピアノとシンセの両刀使いは大したもの。ピアノの上に乗せて弾き分けてます。⑤「Lbyrinth」でのピアノの旋律の美しさとサイモンのドラムの迫力は見事。
そして締めは⑨「Beethoven's Piano Sonata No.8,k Pathetique」。ベートーヴェンのピアノソナタです。

DVD付きのバージョンがあるんですが、その中で上原ひろみが、「 サイモンやアンソニーがリズムをとって、その上で自分がメロディを奏でることもあるし、その逆もある。個々が色々な役割を担っている。 」みたいな事を言っていたのが印象的でした。そうなんです。ドラムやベースだって歌えるし、ピアノだってリズム体に回ることはできるんです。
このアルバムでは、メロディは上原ひろみが主体ですが、時折、サイモンやアンソニーが奏でるメロディも楽しめると思います。
DVDにはその他、制作風景なんかも撮られていて、なんだか楽しそう。是非DVD盤を買ってみてくださいね。





<<戻る