10ナンバーズ・からっと

10numbers.jpg(18330 byte)
1979年発表のサザンの2作目。「思い過ごしも恋のうち」や「いとしのエリー」といった初期の傑作が並びます。

80年中盤以降の、SEやシンセ等を大胆に用いた複雑さはなく、 とにかくシンプルな歌謡曲調の曲 が多いです。楽器がさほど目立たず、また、桑田が若いということもあってか、 彼の人を喰ったような独特の歌唱と節回しが堪能できる良作 です。

④「思い過ごしも恋のうち」や⑩「いとしのエリー」は、こういった純粋なリズムとメロディの上に桑田のストレートな歌詞が良くマッチしたことで生まれた名曲でしょう。
②「奥歯を食いしばれ」や③「ラチエン通りのシスター」、⑦「気分しだいで責めないで」なんかも分かりやすくて心地良い曲です。

最初はさほど好きな作品ではありませんでしたが、このシンプルさに惹かれ徐々に好きになっていた、そんな作品です。



<<戻る