Nude Man (ヌード・マン)

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サザンオールスターズの5作目。
初期サザンの、 馴染みのある歌謡曲調のメロディをベースとした音楽の集大成とも言うべき名作 です。
ジャケットも、海に向かって飛び込む全裸の男とは、なんともサザンらしい。

③「夏をあきらめて」や⑨「女流詩人の哀歌」は、前作「ステレオ太陽族」で全面的に打ち出された、哀しさと妖しさが混在した雰囲気を持つ名曲であります。特に⑨「女流詩人の哀歌」は低く抑えたバースと、短くも高く激しいサビのコントラストが素晴らしい。なんともいえない哀愁と、その抑えた哀愁の中でくすぶり、時に燃え上がる激情みたいな感覚がイメージされます。

⑧「Oh!クラウディア」や⑬「Just a Little Bit」はバラードの傑作です。特に⑧「Oh!クラウディア」の美しさは本当に驚愕。「 10ナンバーズ・からっと 」の名バラード「いとしのエリー」や「ステレオ太陽族」の「栞のテーマ」の完成形と言っても良いくらい。 絶妙な泣きメロと桑田の歌唱、それに原由子の優しいピアノ伴奏が涙を誘います。

他にも、歌詞カードに歌詞が記載されていない⑩「NUDE MAN」やギターの大森がボーカルを務める⑪「猫」といった珍曲もあれば、小林克也がモチーフとなった①「DJ・コービーの伝説」といったロック調の良作もあったりと、 多彩な顔を持ちながらもそれぞれの完成度が本当に高い です。

J-POP史上、屈指の傑作です。ロック好きも必聴。



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