A Night at the Opera (オペラ座の夜)

a_night_at_the_opera.jpg(14450 byte)
クイーンの4作目にして、音楽史に残る名曲「Bohemian Rhapsody」が収録されている名盤。勿論、「Bohemian Rhapsody」以外にもクオリティの高い曲が収録されています。

①「Death On Two Legs (Dedicated To...) 」はシンプルなハードロックですが曲の勢いがかなりのもので、一気に聴かせてくれます。不穏なピアノの連弾から始まるイントロで持ってかれます。 個人的には、このアルバムの中では一番好きな曲です。

③「I'm In Love With My Car」はドラムのロジャー・テイラーがリードボーカルを務める曲。フレディ・マーキュリーの歌唱力がとてつもないので影に隠れてしまうロジャーですが、彼のボーカルは一級品。独特のしゃがれた力強い声はフレディとはまた違った魅力があります。

⑤「'39」はカントリー調の美しい曲。アコギの爽やかな響き非常に心地良いです。たまにはこういうのも良いですね。何気に好きな曲です。

⑧「The Prophet's Song」はクイーンのコーラス隊とメイのレッド・スペシャルが活躍する荘厳ながら激しさ溢れる名曲。この辺は思いっ切りプログレです。ラストのアコギから、次の⑨「Love Of My Life」のピアノによる美しいイントロへの繋ぎも素晴らしい。

お待たせしました、⑪「Bohemian Rhapsody」は言わずもがな、素晴らしい名曲。
バラード調のメロディに始まり、コーラス隊フル活用のキレのあるオペラパート、その後に続く明るいロックパート。そして最後はイントロのバラード調のメロディに回帰。
これだけ複雑そうな事をしながらも、楽曲はあくまでもキャッチーにしあげるクイーンの編曲能力は大したものです。 この能力は、クイーンに他のロックバンドにはない独自の魅力を感じさせる1つの要因でしょうね。この曲には、そんなクイーンの魅力が溢れています。

ロック・ミュージックを語る上で外せない1枚です。





<<戻る