Queen (戦慄の王女)

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世界を代表するロックバンド・クイーンの記念すべき1stアルバム。発表は1973年。
クイーンは次作の「QueenⅡ」や「オペラ座の夜」の人気が高いですが、このアルバムにもクイーンらしい曲展開のドラマチックさや音の厚さ、コーラスの美しさは健在です。

聴きどころは③「Great King Rat」、④「My Fairy King」、⑤「Liar」でしょうか。
③「Great King Rat」は、前半ではメロディの格好良さとブライアン・メイの歪んだギターが堪能できる良曲。
そして後半はフレディのまくし立てるようなボーカルとメイのハードなギターが素晴らしいです。

④「My Fairy King」はピアノの伴奏とコーラスが印象的なクラシカルな曲。クイーンの得意とするところですね。

⑤「Liar」は個人的に、クイーンの曲の中でもかなりハマった曲の一つです。
曲の雰囲気は①「Keep Yourself Alive」に似た、ハードロック的な作品です。
ロジャー・テイラーによる緩急のついたかっちょいいドラムから曲はスタート。
最大の見せ場は中盤にメイの短いギターソロが入った後(4分過ぎたあたり)。フレディの単独ボーカルとバックのコーラスが目まぐるしく交錯し、段々とメイのギター、テイラーのドラム、ディーコンのベースも加わっていきますが、ここの疾走感というか「盛り上がり方」はクセになりますね。ただただ格好良い。

⑦「Modern Times Rock'n'Roll」はロジャー・テイラーがリードボーカルを取る曲。テイラーのボーカルもフレディとは一味違って良いですねぇ。

 以上、本作はクイーンの魅力がしっかり詰まった良作です。個人的にはかなり好き。


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